自炊したくなる漫画「花と奥たん」
なんだか無性に腹が減る漫画と言えば、ドラマも絶好調の「孤独のグルメ」ですね。私もあれ、大好きです。ゴローを真似て注文し過ぎると、体重が致命的に増えてしまうので考えものですが…*1。
料理漫画の大半は「こんな美味しそうなもの、一度で良いから食べてみたい!」と読者に思わせるものですが、「この料理を作ってみたい!」と思わせてくれる作品って結構少ないんじゃないかなあ、と思います*2。
今回は作ってみたくなる料理がたくさん載った「花と奥たん」(高橋しん著)について書きたいと思います。
どんなお話?
東京都心に巨大な「花」が出現してしばらく。東京で働く旦那さんの帰りを待つ奥たんは、いつ旦那さんが帰ってきても良いように準備をします。新築の家を守るために立退き勧告の出された団地に居座る奥たんや周辺住民には政府からの食料配給なんてありません。「花」の出現による混乱の中、奥たんは愛情こもった手料理を作るために食材の調達に奔走します。家庭菜園、野草や闇市、ついには田んぼで米作りなど、なかなかの奮闘ぶりです。
家族の帰りを信じて待つ団地妻たち、諦めて追悼式典に参加する未亡人たち、「花」に怯える人々・・・
様々な人々が織りなす複雑な社会状況にもめげず、今日も奥たんは愛する旦那さんのために料理を作るのです。
素朴な家庭料理がとっても美味しそう
魚のワイン蒸し、カボチャとゴーヤのスパイス炒め、豆腐ハンバーグ、ちらし寿司にスイートポテト…
高梁しんの繊細なタッチで描かれる奥たんの手料理の数々は、湯気と匂いがこちらまで漂ってきそうなほどです。もちろんお料理はカラーページ。メインディッシュについてはレシピも載っているという至れり尽くせりな内容となっています。
美味しそう…
独身男性にとっては「結婚したくなる漫画」かもしれない
「久々に自炊でもするかー」と思うか、「こんな奥さんが居てくれたらなぁ」と思うかで違うかもしれませんが。ちなみに僕は前者→後者と時間差攻撃を喰らいました。悲しい。
東京オリンピックが開催される頃には僕もアラフォー…早く結婚したいものです。
(´-`).。oO(奥たんの料理を見て、現在活躍中のマーくんの嫁・里田まいを連想したのは僕だけではないはず。
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